2014年5月29日木曜日

毎年恒例の寺澤先生の講演会がありました。

今年で3回目の講演会。

参加したSKYMETメンバーからの講演会、レポートです。



寺澤先生のSKYMET主催講演会は3回め。
毎回たくさんの職員をひきつけるものは何だろう・・・

今回のテーマは『救急医療のパールズ』。

クリニカルパールとは、臨床医の知識と経験に裏打ちされた、現場での診療・治療に役立つ「格言」のようなもので時代を超えて受け継がれる。EBM(根拠に基づく医療)は時代とともに変化していくが、クリニカルパールは一生の財産であり、まさに今回は寺澤先生のパールズを浴びる好機となりました。

レクチャーの中で先生は、日本のERについてこうおっしゃっていました。

日本のERは高齢者が主役、主役には敬意を払うべし

1.良好な人間関係 
2.常に家族も同席 
3.検査はオーバー気味に指示


ひじょうに納得できる内容です。
しかし、寺澤先生の偉大さはここからです。


講演の前に当院のERに入っていただいた際、まさに有言実行、当たり前のようにERでの診療の中でそれを展開していたことです。

講演会前に救急の現場に入る寺澤先生



そして、その後のカンファレンスを寺澤先生は
「これが私の最も好きな時間」。

救急医がどのように臨床推論し診断に至るかを垣間見ながら、そのプロセスを学ぶ有意義な場でした。

救急後のカンファレンス

先生の講演から強く感じたことは、「救急医療にはスタンダードがある。まずはそれをとことん学び、極めるべき。それでも負け続けるのならあきらめがつくはずだ」ということです。

そのことを着実に実践しながら、また寺澤先生にお会いできる機会を心待ちにしたいと思います。

参加者は、外部も含め100名を超える

SKYMET O(看護副部長)